声集め暴挙止めたい ロシアのウクライナ侵攻で天理大・日野准教授
天理大学(天理市)は平成15年にウクライナ・キエフの国立キエフ大学と協定を結び、交換留学を続けてきた。同国からの留学生の受け入れを担当してきた同大国際学部の日野貴夫准教授(60)のもとには、ロシアのウクライナ侵攻によって不安な日々を過ごすかつての留学生から悲痛な叫びが届いている。日野准教授は「一人一人の声は小さいが、それを積み重ねて大きな声にし、プーチン大統領の暴挙を止めたい」と語る。
日野准教授はウクライナ出身の作家、ニコライ・ゴーゴリをきっかけにウクライナに興味を持ち、大学院で研究に没頭した。1980年代当時、日本にはウクライナ語を学ぶ教材は乏しく、アメリカやカナダに亡命したウクライナ人が書いた教科書で語学を磨いたという。
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