音羽山観音寺 後藤住職の花だより - 2022年冬 冬の花編
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桜井市音羽山の中腹にある観音寺の庭を、春から取材してもうすぐ1年になります。「冬は何もないわよ」という住職。高野山で華道を学んできた話でも聞くつもりで訪れましたが、ほんの少し冬の花が庭にありました。
春を待ちわびる花 冬に開花する花
出迎えてくれた住職が「ロウバイは咲いてるわよ」と話します。
原色茶花大事典を出してきて、庭にあるのはロウバイとソシンロウバイと調べてくれました。
ロウバイは12月の花。香りが強い方がソシンロウバイとのことでした。ロウバイは犬のオサムの小屋近くに咲いていて、ソシンロウバイは参拝者が見ることができない裏庭の斜面にあるそうです。特別に見せてもらったその場所は物干し台に続く階段のそばでした。
中心に茶色が見えるのがロウバイ
裏庭にあるソシンロウバイ
また冬菊が、行事などに使う居室、無量庵の前に咲いてました。無量庵とは福寿海無量(ふくじゅかいむりょう)から来ている名前で住職が無量庵と名づけたとか。
色のない庭にピンクがひときわ目立つ冬菊
昨年取材したサクラソウも、つぼみが見え始めました。花いっぱいの春まであと少しです。
ミツマタもつぼみがいっぱい
音羽山観音寺
山の中にある尼寺。桜井市南音羽 火曜日は閉門です。
JR・近鉄桜井駅下車、桜井市コミュニティバス談山神社行、下居下車、約2km