子どもセンター開設へ奈良市と県警が協定

奈良市は14日、4月1日に予定される「市子どもセンター」の開設に向け、県警本部生活安全部との連携協定に調印した。同センターには、中核市として4番目となる児童相談所・一時保護所を設置。コロナ禍のなかで、児童虐待が急増している実態もあり、市は県警と連携し早期対応を図りたい考え。協定の発効日は4月1日。
行政と県警は以前から連携体制を採っていたが、平成30年7月、厚生労働省から都道府県や政令指定都市・中核市に対し、警察から110番通報等で児童虐待が疑われる情報を覚知し、児相などに照会した際、これに回答したり情報共有したりするよう通知(「児童虐待への対応における警察との連携の強化について」)が送られ、共有する情報の基準が明確化された。