奈良公園植栽計画検討委 茶山園地計画案の修正案了承

第21回奈良公園植栽計画検討委員会(委員長・尼崎博正京都芸術大学教授、5人)が10日、奈良市登大路町の県文化会館で開かれた。県が茶山園地の植栽計画案の修正案を提示、了承を得たほか、同計画に基づく実施計画案について委員から意見を聞いた。
茶山園地は、奈良春日野国際フォーラムの東側、若草山山麓に至る傾斜地に位置し、手向山神社や民間地が隣接する区画。東大寺と若草山を結ぶ動線上にあり、奈良を代表する花ナラノヤエザクラの名所としても人気の園地だが、生育不良や枯死を招く「根頭がんしゅ病」がサクラにまん延しているほか、木々が伸びて眺望を阻害しているなど、対応が求められている。