今週から新年の仕事が始まった人も多いことだろ…
今週から新年の仕事が始まった人も多いことだろう。いつもより少し長めの休みで「全力にはいましばらく」との声も聞こえてきそうだが。
1月中は県内経済、商工団体の新年会が連日のように予定されている。年頭の顔合わせの懇親の場であり、今年一年の互いの健闘を誓い合う場でもある。
会の冒頭では、団体トップや主催者代表が県内経済と自分たちの置かれた状況、今年の抱負などを語る。再生の年ともされる「巳(み)」年には、どんな言葉が聞けるだろう。
昨年からの円安や物価高、コスト上昇、ままならぬ価格転嫁と人材確保のための原資なき賃上げなど、県内企業を取り巻く状況も決して明るくはない。民間調査機関の見通しも曇り空だ。
それでも年頭にはリーダーの思いあふれる熱い言葉が聞きたい。力強い意思と行動が周囲の不安や迷いを拭い去ることがままあるからだ。否定的に思い描く方向に車軸は向きがちでもある。
正月の新聞では大手企業の全面広告を見るのも楽しい。今年は少し現実路線でおとなしめだったか。経済好調期はもっと遊んでいた記憶がある。(智)