冬のスポーツが華やかさを増してきた。県関連でも関西大学ラグビーで天理大が4年ぶりに優勝。大学日本一に輝いた時以来で、全国大会にも期待がかかる。

　男子プロバスケットボール・B2のバンビシャス奈良には、地元でより愛されるために勝ちへのこだわりを再三訴えてきた。戦績はまだもどかしいが、負け試合でも光明が見え始めた。

　マラソン、駅伝など長距離を駆けるスポーツも冬季の定番。古都の師走を彩る今年で15回目の奈良マラソンは、週末の7、8両日にロート奈良鴻ノ池パークを主会場に行われる。

　今回は、フルマラソンコースを2人でリレーするペア種目が新設された。気心の知れた仲間と力を合わせる時間を満喫してもらいたいと思う一方、韋駄天(いだてん)ペアの記録面にも注目したい。

　ランナー以外の人も楽しめる空間があるのが全国規模の大会の魅力。メーン会場には県内外の飲食事業者、大会スポンサーらの趣向を凝らしたブースが並ぶ。

　週末は少し寒くなりそうだ。締めくくるには少々気が早いが、防寒を十分に今年一番の思い出をつくってほしい。(智)