13日の午後、京都市東山区の円山公園に…
13日の午後、京都市東山区の円山公園にある野外音楽堂で、8月に亡くなったフォークシンガー高石ともやさん(享年82歳)をしのぶ会が開かれた。秋の好天に恵まれ、さわやかな感動が広がる集いとなった。
千人近い参加者は60歳以上の高齢者がほとんどで、車いすの方や杖をついた方も。そこは1973年7月15日に「第1回祇園宵々山顔見世コンサート」が開かれた場所。中断を挟み2011年夏の第30回まで「宵々山コンサート」が続いた“聖地”である。
ここで高石さん率いるザ・ナターシャー・セブンを中心に、フォークソング、ブルーグラス、カントリー、民謡、浪曲…と、音楽のジャンルを超えた多彩なゲストが登場した。
渥美清さん、桂米朝さん、タモリさんら文化人の登場が多かったのは、高石さんと共に呼び掛け人の一人であった故・永六輔さんの存在が大きかったからだろう。
参加者にとってこの会場は“総合文化祭”のようなお祭りの場、青春時代のパラダイス。
今回はコンサートの世話方さんらが主催し、奈良からのゲストも登壇した。後日、紙面で紹介したい。(恵)