アナログ人間で紙の書籍に愛着がある自分…
アナログ人間で紙の書籍に愛着がある自分が、まさか電子書籍を親しむようになるとは予想できなかった。すでに小説を中心に8作品を読破している。
映画が好きでインターネットの某動画配信サ―ビス(有料)に加入しているのだが、そこは電子書籍も扱っていて、月ごとに与えられるポイントを使えば電子書籍が読めるのだ。
老化で細かい文字の文庫本が読みにくくなった目には、文字が大きくできる電子書籍はありがたい。慣れれば紙の書籍並みのスピードで読めるようになった。
電子書籍の市場は拡大していて、スマホでゲームやSNSに熱中している人が多い電車の中でも、電子書籍を読んでいる人が徐々に増えてきているようだ。
紙であっても電子であっても書籍文化は不滅だ。1936年に書かれたミステリーの女王・アガサ・クリスティ作「ABC殺人事件」を電子書籍で読み終えて、名作は決して色あせないと。
自分の作品が電子書籍で読まれているのを知ったら、クリスティ女史はどう述べるのだろうか。「どちらにしても読者が増えればいいのです」と推理するのだが。(栄)