1923(大正12)年10月21日、ド…
1923(大正12)年10月21日、ドイツ博物館で一つの実験が行われた。光学機器メーカー、カールツァイス社が製作した初めての近代的な光学式プラネタリウムだ。天井に広がった満天の星に人々は、同社創業地にちなみ「イエナの驚異」と呼んだ。
今月21日でそれから100年。日本プラネタリウム協議会は、2022〜25年にかけて各地で記念事業を行う。
「長くプラネタリウムを見てない」と思って調べると、県内で2カ所あった。うち1カ所は残念ながら閉館中で、現在県内で見られるのは「奈良市はぐくみセンター」だけだ。
プラネタリウムというと丸いドームの屋根を想像するが、同センターはビルの中に設置。直径6メートル、定員40人の小さなもの。
土日曜と祝日の午前午後の2回上映で子どもと保護者優先だが、空席があれば大人だけでも見られる。毎月最終金曜日午後6時半からは、小学校高学年以上を対象としたナイトプラネタリウムもある。
さらに、6人以上で申し込める団体利用では大人だけの貸切りも可能。仲間を集めて「地上の星」を楽しみ童心に帰るのも良いかも。(法)