奈良市のスケートボード専用施設「ロート…
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奈良市のスケートボード専用施設「ロートスケートボードパーク奈良」がオープンした。一般愛好者のみならず、世界レベルの選手も活用できる施設内容が自慢だ。
現役選手らの意見を広く聴取したのが理由のようだ。高得点を呼ぶ技が練習できる「アップレール」も県内で初設置された。
しかも習熟に適した高さにされたという。形ばかりのヒアリングで進む公共事業もあるなかで、利用者目線なのがいい。
オープン式典には大和郡山市の中学2年生で、来年のパリ五輪を目指す中島野々花さんも招かれた。中島さんは自身の意見も反映された練習場所が身近にできた喜びと感謝を、自分の言葉でしっかり語った。
式典後、BMX選手の児童と家族が、奈良市長にこの施設を練習に使えないかと直談判するのを見かけた。訴えへの即答はなかったが、他の施設では利用時間を分けて併用する例もあるらしい。
周囲に気兼ねしなくていい練習場所を求めているのは、特に若者層に人気、活躍が目立つ種目で多い気がする。そんな競技者、愛好者を育む施設が県内に増えることに期待する。(智)