上京してJR上野駅を訪れた。上野公園口…
上京してJR上野駅を訪れた。上野公園口駅舎がおしゃれに改装されていて、東北から集団就職でやってきた少年の心情を歌った「あゝ上野駅」(1964年)の面影はなかった。
広い構内でうろうろしていたら、牛肉の自動販売機を発見。ブランド牛なのだそうでサーロイン3980円、ロース3980円など。
長く保存できる冷凍肉だから自動販売が可能なのだろう。しかし、販売機から出てくるまで肉の状態がまったく分からずに高価な買い物をする人がいるとは、さすが大都会である。
欧米を旅行すると自販機が少なく、観光で歩き回りのどが渇いた時に困り果てた経験がある。自販機は情緒に欠け街の景観を損なうものの、便利であるのは確かだ。
日本は自販機大国かも。「まいど」と元気よくしゃべりかけてくる飲料自販機が登場した時は驚かされたが、最近あまり見かけなくなった。
と思っていたら、ステーキの某チェーン店で「いらっしゃいませ」とロボットが注文品を運んで来たのにびっくり。味気ないサービスだが、態度の悪い従業員に腹を立てるよりはましかな。(栄)