山下真知事が就任して初の議会が注目され…
山下真知事が就任して初の議会が注目されたが、論議が深まったかどうか。代表質問あるいは一般質問で、問題点が浮き彫りになった。
前県政時に決めた予算を、全部または一部中止で、関係する市町村に衝撃が走り、それぞれの地域から選出された県議らも、満を持して質問に立った。
とくに日本維新の会所属の議員らは、当該の地元の場合は、難しい立ち位置にある。山下知事が予算の執行停止を決めたことに、地元の利益との関係はどうするのか。
まだ始まったばかりだが、県議の皆さんがよく勉強していることがうかがえる。法律に詳しい弁護士でもある知事を相手に質問するのだから当然か。
前知事も東大法学部卒で、官僚として国会議員として、法律に基づいて仕事をしてきたのだから、知事の個性の違いがあるのだろう。これまで保守系の知事で当たり前だったのに、初の維新知事の誕生ということもある。
剛腕に見える山下知事の手法は、かつて生駒市長に初当選した時にも、目にしてきた。市政と県政とでは、規模も内容も大きく異なる。しっかり見ていきたい。(治)