首都圏で暮らす親類に、市民の新型コロナ…
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首都圏で暮らす親類に、市民の新型コロナウイルス対策の徹底ぶりを聞いた。それでも日々驚くほどの新規感染者が出ている。
政府は今春をめどに、新型コロナの感染症法上の位置づけを季節性インフルエンザ等と同じ分類に引き下げる方針を決めた。経済、社会状況を見据えた姿勢だろう。
移行での診療所対策や医療費負担などの課題も見える。だが感染拡大防止の責任がより個人にかかる、行動制限なしの方が重く感じる。
り患の場合、いつ療養を終えるかの判断を迫られ、誤れば感染を広げる可能性もあるからだ。治療薬が乏しく、季節を問わない感染力の強さからすると現在同様か、それ以上に気の抜けない状態も予想される。
先日県医師会は、分類見直しには賛同しつつ、屋内でのマスク着用不要などには慎重さを求めた。自分一人ぐらいの行動がまん延せず、徐々に制限を解こうとする個人、店舗などがやり玉に挙げられないようにとも思う。
自由で束縛がないのは気持ちがいいが、正しい判断が求められもする。緩やかな決め事がある方が波風立たず、うまくいく時もある。(智)