「催眠(SF)」「点検」「次々」「利殖…
「催眠(SF)」「点検」「次々」「利殖」「訪問買取(押し買い)」「送りつけ」「かたり」―それぞれの言葉に続く単語は「商法」。知らないうちに種類が増えていて、悪知恵の種は尽きないということか。
先日訪れた役場で見つけた「消費者トラブルを防止するために 高齢者の見守りハンドブック」という、A4判16ページの小冊子に書いてあった。これら以外にも「架空請求」「還付金詐欺」「便乗詐欺」といった「悪質商法」が紹介されていた。
長い年月、懸命に働いて貯めた高齢者の大金が、巧妙な新しい手口でかすめとられていく現状は、本当に腹立たしい。判断力の低下や、孤立しがちな環境が狙われている。
被害を未然に防ぐには情報の共有と、家族や近隣住民など、周囲の人々が連携して「見守り」を続けていくことが不可欠だ。地震や風水害など災害時にも命を救う力となる。
新聞の公共広告には「お金の話はゆ~っくり」という大きな見出し。「きょう中が期限です」「早くしないと大変なことに」―悪い詐欺師は、こんな言葉で急かしてダマす、とあった。
ご注意を!(恵)