赤須陽太郎・元日本サッカー協会副会長と…
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赤須陽太郎・元日本サッカー協会副会長と大阪のバーで偶然に隣席となり、くめども尽きぬサッカーの魅力について語り合った。
ボール一つあれば楽しめる間口の広い競技であるサッカーは世界各地で親しまれている。欧州の組織力、南米の個人技、アフリカの身体能力など、それぞれに特徴がある。
先ごろ亡くなったブラジルの英雄ペレさんは、身長171センチしかない。元日本代表GKの赤須さんも同じくらい。体格差をスピード、テクニック、戦術で補える。
昨年のW杯で日本はベスト16に入った。「私らの時代では考えられない成績。本当に日本は強くなった」と笑顔の赤須さんだが、少し物足りないところもあるという。
協調を重んじる日本人の性格によるのだろうか、強引にチームを引っ張る選手がいなかったのが、釜本選手らとプレーした赤須さんには気になるのだろう。日本サッカーの課題である。
世界中に数多くのサッカーファンがいる。このようにサッカーについて楽しく語り合える仲間がいるわけだ。分断、対立の世界情勢の中、貴重ではないか。サッカー万歳。 (栄)