クイズを一問。「チャリティーになって、…
クイズを一問。「チャリティーになって、食品ロスの軽減にも役立つ一石二鳥の活動は何でしょう」。答えはフードバンク。
企業や家庭で、まだ賞味期限はあるけれど、さまざまな理由により捨ててしまう食品を寄贈してもらい、福祉団体や生活困窮者などへ無償で提供する活動だ。
独り暮らしなので、いただいた食品が余って仕方がない。気がつけば賞味期限が過ぎていて捨てることもしばしば。それならばと初めて奈良市フードバンクセンターを訪れて寄付した。
センターのパンフによると、米やパスタなど乾麺、レトルトやインスタント食品、調味料、缶詰、飲料などが喜ばれる。消費期限が1カ月を切ったものや開封されたものは受け付けない。
日本は一億総中流といわれたのは昔の話で、今は格差が広がっている。コロナ禍で仕事を失った人、物価高で生活苦の人が急増しており、フードバンクの需要はさらに増していくだろう。
フードバンクは米国発祥で、日本はまだまだ浸透していない。が、日本に適した活動では。答えは「もったいない」や「おすそわけ」の伝統があるから。(栄)