誰が捨てたのか、川辺の雑草に絡まるビニ…
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誰が捨てたのか、川辺の雑草に絡まるビニール袋。間もなく本格的な出水期を迎えて水量が増えれば再び流れに乗り、やがて海へと消えて行く。
そんなプラスチックごみの削減、環境保全が改めて注目されている。レジ袋の有料化から2年。今年4月にはプラ資源循環法が施行された。
キーワードは3R+Renewable。プラごみ発生を抑制するリデュースと繰り返し使うリユース、再生利用するリサイクル、そして再生可能な資源に替えるリニューアブル。
要は行政や事業者、住民が協力して暮らしに不可欠なプラスチックの資源循環を促進、ごみ化による環境の破壊を防ごうという取り組みだ。
海洋汚染は深刻で、関西広域連合の調査によると大阪湾に沈んでいるレジ袋は約300万枚。全世界では毎年800万トンのプラごみが新たに海に蓄積され続けているという推計も。
県内の河川美化は進んでいるが、最近はコロナ禍で地域の清掃活動も滞りがち。ポイ捨て厳禁はもちろん風雨によるごみ散乱にも注意を。今月30日はごみゼロデー。改めてプラごみ問題と向き合いたい。(松)