第7波なのだろうか。一時の爆発的な増加…
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第7波なのだろうか。一時の爆発的な増加から減少に転じていた新型コロナウイルスの新規感染者数が底を打ち、県内でも再び増え始めている。
同じオミクロン株ながら、従来よりさらに感染力が強くなった可能性がある新たな系統のウイルスが現れ、置き換わりが進んでいるという。
ただ重症化率、ワクチンの効果は変わらないというのが新系統のウイルスに対する評価。確かに県内の死者数は先月までに比べ大きく減り、重症対応病床の占有率も下がっている。
こうした状況を踏まえ、県は第7波に備えた対策を早期に整備するため、感染者の健康状態に応じた対応の基準づくりなどを進めるという。
と同時に先週末からは県民対象の観光振興策「いまなら。キャンペーン」も開始。状況を見極めつつ感染防止対策と並行した日常生活の維持、再生にも取り組む姿勢を示している。
県内の累計感染者数は8万人に達し、全人口の6%を超えた。そして間を開けず始まったかもしれない第7波。感染症を恐れ過ぎず侮らず、新しい日常を築く施策が改めて求められることになりそうだ。(松)