国原譜

県議会の6月定例会で代表質問がスタート…

 県議会の6月定例会で代表質問がスタートした。主要テーマは、もちろん新型コロナウイルス対策。県の取り組みに期待と注目が集まっている。

 県内の新規感染者は今月に入って低位で推移しているが新たな変異株の疑い例も確認されており、次の流行を想定した対策が喫緊の課題だ。

 この日の答弁で荒井知事が示した方針は、効果的な感染防止策を見極めて情報発信するとともに、医療提供体制を堅持、その上でワクチン接種の早期展開に全力を挙げる―の3点。

 新味に欠けるが正攻法。県内でも第4波では重症対応病床が一時ひっ迫したが何とかしのぎ、現在は自宅療養もゼロの状態を回復している。

 高齢者のワクチン接種は県全体で1回目接種率が約5割に到達。市町村間でばらつきがあるものの7月中の完了が見え始め、今後は接種対象の拡大に向けた課題整理、対応が進む。

 国と市町村の間に立って事業を進める県の役割が重要性を増している。県議会の質疑では前回の急激な患者増の経験を踏まえ、最悪に備える緊張感と最善を目指す積極性を持つ施策の提案を期待したい。(松)

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