国原譜

大阪の放送局のラジオ番組が新型感染症禍…

 大阪の放送局のラジオ番組が新型感染症禍で避けられがちな献血を応援している。府内の献血ルームで採血後に合言葉を言うとオリジナルカレーがもらえるらしい。

 当該番組での報告では、すでに数百回分の効果があったとか。献血への関心を高め、治療などで必要な血液の不足を補う社会貢献として成果を上げているようだ。

 コミックマーケット団体の協力で、献血でのバーチャルアイドルなどのポスター贈呈も県内を含む各地で実施中。若年層の献血をうながす策として定期的に行われているという。

 献血関係者によれば、宣伝目的でなければ企業などの献血謝礼物品の提供は可能らしい。献血そのもの以外でも企業、団体が協力、貢献する方法がある。

 もので人心を釣るようなやり方には異論もあろう。だが人命のためなら、公序良俗に反しない範囲で多方面にアイデアを募り、実践するのは否定されないのでは。

 県赤十字血液センターの話では、県内の献血状況は感染拡大時と比べると落ち着き、6月は必要量が確保できているとのこと。平時こそより柔軟に着想に取り組める。 (智)

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