国原譜

小型の猛禽(もうきん)類、チョウゲンボ…

 小型の猛禽(もうきん)類、チョウゲンボウの幼鳥の姿を、本紙記者がとらえた写真が掲載された(8日付1面既報)。眼とくちばしはかわいく見えるが、足のツメは鋭く、小さくても“ハンター”であることが分かる。

 ムクドリやスズメなどがエサというが、新大宮駅前は去年までは初夏から晩秋までの夕方になれば、ムクドリの天国だった。鳴き声の騒音と、垂れ流しのフンが駅前の道路、通勤・通学路の美観を著しく損ねていた。

 その嫌われ者のムクドリの群れも今年はまだ見ていない。ひょっとしたら、このチョウゲンボウたちのおかげかも、とつい思ってしまう。

 朝夕の駅までの道は、こうした野鳥たちとの遭遇も楽しみの一つ。今はツバメの子育て中で、マンションなどの軒下にフン受けの箱が置いてあったりすると、周辺住民の優しさに心がなごむ。

 毎年、冬の朝の楽しみは通勤路になっている小川の土手からの眺め。オレンジとブルーのコントラストが美しいカワセミの姿が見られる。佐保川でも以前見たことがある。

 野鳥の観察は、身近な所でできるからうれしい。(恵)

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