国原譜

英国で新型コロナウイルスによる死者が昨…

 英国で新型コロナウイルスによる死者が昨年3月以来となるゼロだったとの報道に、ワクチン接種の効果が出ているとの見方が広がっている。

 それでも1日当たりの感染者は3千人を超えているため、手放しで喜べない。日本も地域差があるが、東京や大阪の数字が落ち着き始め、奈良でもここ数日10人台だ。

 市町村でバラツキがあるが、高齢者のワクチン接種が本格化してきた。「痛くなかった」と、満足そうな声を聞くと、もっと急いてほしいと思う。

 こんなコロナ禍のなかで、奈良市長選に向けた立候補予定者が続々と名乗りを挙げている。現職に対して、いずれも無所属新人の2人の市議と県議だ。

 市議選と同時に実施されるが、県都の市議選は政党対決の様相にもかかわらず、告示まであと1カ月と迫っているのに、市長選には各政党とも態度が明らかでない。

 ある陣営の事務所開きには自民党を含む政党所属議員らが何人も出席しており、複雑な様相だ。コロナ禍での選挙となるが、どこまで訴えが市民に届くか。分かりやすい言葉で伝えてほしい。(治)

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