国原譜
昨年秋、日本の2020年産ブドウの流通…
昨年秋、日本の2020年産ブドウの流通量の統計発表があり、「シャインマスカット」が「巨峰」を抜いて初めてトップになった。果物好きの人などには、ちょっとしたニュースとなった。
2006年に品種登録され、種なしで皮ごと食べられる手軽さなどが評判になり、売れ行きは好調。単価が高く、生産農家や栽培面積も増えているという。
そんな高級ブドウのシャインマスカットだが、農水省が9日に発表した「海外へ不正に持ち出すことを禁じる農産物1975品種のリスト」にその名があった。
しかしながら、日本国外で栽培されたシャインマスカットが、東南アジアなどに輸出されているようだ。何ともはがゆい事態だが、今後開発される新品種の開発者の権利を保護していくためと考えれば、今回の措置も無駄なことではない。
日本は従来、いろいろな点で無防備で、諸外国に対する政府の姿勢は弱腰なことが多い。時には毅然とした態度を示すことが大切だ。
日本の「宝」が安易に流出される事態は止めたい。開発者の苦労、涙と汗が報われる世の中であってほしい。(恵)
2006年に品種登録され、種なしで皮ごと食べられる手軽さなどが評判になり、売れ行きは好調。単価が高く、生産農家や栽培面積も増えているという。
そんな高級ブドウのシャインマスカットだが、農水省が9日に発表した「海外へ不正に持ち出すことを禁じる農産物1975品種のリスト」にその名があった。
しかしながら、日本国外で栽培されたシャインマスカットが、東南アジアなどに輸出されているようだ。何ともはがゆい事態だが、今後開発される新品種の開発者の権利を保護していくためと考えれば、今回の措置も無駄なことではない。
日本は従来、いろいろな点で無防備で、諸外国に対する政府の姿勢は弱腰なことが多い。時には毅然とした態度を示すことが大切だ。
日本の「宝」が安易に流出される事態は止めたい。開発者の苦労、涙と汗が報われる世の中であってほしい。(恵)