国原譜

県内各地でも連日の猛暑日。来週以降は少…

 県内各地でも連日の猛暑日。来週以降は少し落ち着く予報だが、県への影響が懸念される台風に注意が必要な時期が次第に近づく。

 用意周到な知人は毎年、日を決めて避難用品を見直している。9月1日の「防災の日」前後は再点検のいい機会ではある。

 今は新型コロナウイルス対策への考慮もいる。専門家はマスクはもとより手指消毒液、ペーパータオル、せっけん、体温計などの備えも勧める。

 近年の自然災害の状況を踏まえ、台風や地震の発生情報発令から避難までの行動を個別に時系列で整理しておくよう促す自治体が増えてきた。国も高齢者や障害者らの逃げ遅れ防止に、福祉関係者と連携した個別計画作成を推奨する。

 自家用車を避難所代わりにする人も増加傾向だが、心身への負担を軽減する適切な利用法の知識も重要。避難の用品、方法は社会状況や場面、健康状態などで変化する。最新の情報に触れ、準備する方がいい。

 20日には十津川村で過去の水害犠牲者の慰霊祭が開かれた。今を生きる者として犠牲者への追悼と併せ、各教訓をしっかり捉え対応に生かしたい。(智)

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