国原譜
県議会の6月定例会は最終日の3日、恒例の…
県議会の6月定例会は最終日の3日、恒例の役員改選を行い議長に山本進章氏、副議長に乾浩之氏を選出。続いて各委員会人事も行い閉会した。
かつては主要ポストをめぐる調整が難航、本会議が深夜におよぶケースもあったが、この日の改選は滞りなく進行、様変わりを印象づけた。
ただ議会内の勢力争いがなくなった結果というわけでもなさそう。正副議長とともに行われた常任、特別委員会の正副委員長改選では、最大会派の自由民主党から選出がなかった。
正副議長選では、これまで同会派と対立してきたグループが連携の幅を拡大。さらに委員会人事で“自由民主党外し”が鮮明化した格好だ。
同会派は「ポストにこだわらない」と言うが、3会派に分裂している自民党の中で党名をそのまま使う会派の積極的な参加がない状態では、円滑な議会運営も画餅に帰しかねない。
新型コロナウイルス対策で大型補正予算案が提出され、例年以上に注目が集まった今回の6月定例会。異例の役選結果が議会改革を促進、旧来型のボス政治や対立を抜け出す契機になればと期待したい。(松)
かつては主要ポストをめぐる調整が難航、本会議が深夜におよぶケースもあったが、この日の改選は滞りなく進行、様変わりを印象づけた。
ただ議会内の勢力争いがなくなった結果というわけでもなさそう。正副議長とともに行われた常任、特別委員会の正副委員長改選では、最大会派の自由民主党から選出がなかった。
正副議長選では、これまで同会派と対立してきたグループが連携の幅を拡大。さらに委員会人事で“自由民主党外し”が鮮明化した格好だ。
同会派は「ポストにこだわらない」と言うが、3会派に分裂している自民党の中で党名をそのまま使う会派の積極的な参加がない状態では、円滑な議会運営も画餅に帰しかねない。
新型コロナウイルス対策で大型補正予算案が提出され、例年以上に注目が集まった今回の6月定例会。異例の役選結果が議会改革を促進、旧来型のボス政治や対立を抜け出す契機になればと期待したい。(松)