国原譜

先日の台風19号による大雨で多摩川で氾…

 先日の台風19号による大雨で多摩川で氾濫があり、テレビの被災映像を見ながら昔のドラマ「岸辺のアルバム」を思い出した方もいたのではないか。山田太一さん脚本の、家庭崩壊を描いた名作だ。

 その後、ドラマで重要な役を演じた八千草薫さんの訃報もあり、大学生のころ、その山田さんの講演を聞いたことを思い出した。大阪市内の小さな教室で、山田さんはシナリオ作家へのヒントを 話してくれた。

 それは電車の中での乗客の観察。職業や年齢、今何を考えているのか、どこへ行くのか、などを人物の外観やしぐさなどから想像する―といったものだった。それが脚本で、人物を描く上で役に立つことを教えられた。

 千葉県の森田健作知事が先日、9月の台風15号で大きな被害があった日の、自分の行動を記者会見で弁明していた。コップの水を飲もうとする手が震えていたのを見た方も多いだろう。

 災害時に県のトップが県庁に不在、という事態は異常。どんなに理由付けをしても被災県民は納得しがたいだろう。

 記者会見の内容は本当なのか。真実はどこに?。(恵)

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