国原譜
芸術、美術に触れるのはいつでもいいのだが…
芸術、美術に触れるのはいつでもいいのだが、寒暖を気にせず出掛けるなら今の季節が最適だ。目にしたものに刺激され、自ら試行してみる時期もまたしかり。
芸術文化への探究心の背中を押してくれるのが「関西文化の日」。奈良を含む関西2府8県のおもな美術館、博物館など文化施設が無料開放される。
17回目の今年は9月にもあったが、元々の本番はこれから。11月第3土・日曜を中心に600超の施設の参加が予定される。
この日は平成15年、文化で社会を元気にすることを関西から始めようとの関西元気文化圏構想がきっかけ。当時の文化庁長官で県とも縁のある、河合隼雄さんの提唱だ。
河合さんは「オモロイ」か否かが、自身の極めて大切な価値の指標になると著書でも語っている。無料開放の各所をそんな明快な基準で巡り、感性に響くものを見つけるのもいいのかも。
県大芸術祭、県障害者大芸術祭も開催中。周囲には文化な気分があふれている。芸術文化で腹は膨れないとの声もあろうが、それなしでは人生100年時代に元気な心根の日々を過ごす自信がない。(智)
芸術文化への探究心の背中を押してくれるのが「関西文化の日」。奈良を含む関西2府8県のおもな美術館、博物館など文化施設が無料開放される。
17回目の今年は9月にもあったが、元々の本番はこれから。11月第3土・日曜を中心に600超の施設の参加が予定される。
この日は平成15年、文化で社会を元気にすることを関西から始めようとの関西元気文化圏構想がきっかけ。当時の文化庁長官で県とも縁のある、河合隼雄さんの提唱だ。
河合さんは「オモロイ」か否かが、自身の極めて大切な価値の指標になると著書でも語っている。無料開放の各所をそんな明快な基準で巡り、感性に響くものを見つけるのもいいのかも。
県大芸術祭、県障害者大芸術祭も開催中。周囲には文化な気分があふれている。芸術文化で腹は膨れないとの声もあろうが、それなしでは人生100年時代に元気な心根の日々を過ごす自信がない。(智)