国原譜

県内では今年一番の注目選挙と言っていいだろう。橿原市長選の告示が20日に迫った。4選を目指すベテラン現職に47歳の新人が挑む構図で、27日…

 県内では今年一番の注目選挙と言っていいだろう。橿原市長選の告示が20日に迫った。4選を目指すベテラン現職に47歳の新人が挑む構図で、27日には有権者の審判が下される。

 前回の市長選は民業圧迫と批判のあった分庁舎一体型ホテルの建設が争点となり、今回は既に稼働している同施設の是非が改めて問われる。

 ただ、施設の建設に賛成か反対か、明確な争点があった前回に比べ、今回は主張の違いが有権者に見えにくいのは確かだろう。新人が自民推薦という構図も変わらない。

 移転する県立医大を中心とするまちづくりや橿原運動公園の県有化案への対応など、市長選の結果が県市連携に影響を与えることもなさそうだ。

 となれば、現職にとっては多選ラインにかかる4選が、新人には県議再選から半年での転出が、それぞれアキレス腱として浮かぶ。

 選挙戦が始まれば第一声を皮切りに、両者の舌戦が展開される。アキレス腱に矢を射込むのはたやすいが、それでうねりは起こせない。これからの橿原市は自分が引っ張るという、熱意あふれる演説を聞かせてほしい。(増)

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