地域別男女の格差

国原譜

「人ごとが 我がことになる新聞で」。日…

 「人ごとが 我がことになる新聞で」。日本新聞協会は今年の新聞週間標語の入選作を発表した。冒頭の標語は札幌市の新海茜さん(26)の応募作で、佳作に選ばれた。

 千葉県では台風被害による停電が今も続き、21日からの3連休にも大勢のボランティアが駆け付けた。追い打ちをかけるように日本海を進んだ台風17号でも、九州・沖縄地方を中心に重軽傷者が出ている。

 台風に限らず、被害の発生とその現状を知ることは、被災地に手を差し伸べるきっかけになるばかりでなく、自身の備えを見直すことにもつながる。新聞に限らずメディアの果たす役割は大きい。

 代表標語に選ばれたのは徳島市の小林大樹さん(14)の「新聞を開いて僕は世界を知った」。社会の出来事が「我がこと」になった瞬間だろう。

 佳作10点の一つには宮崎市の与那嶺節子さん(72)の「生き方は ひとつじゃないと 知る紙面」もある。

 同じ記事でも年齢や人生経験によって捉え方は異なる。新聞週間は10月15日から。「知る」を求める多様な読者によって新聞が支えられていることを心したい。(増)

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