国原譜

アニメや漫画の舞台となった土地や建物な…

 アニメや漫画の舞台となった土地や建物などを聖地として訪れる「聖地巡礼」。平成28年には流行語大賞のトップ10入りも果たした。

 そんな社会現象にもなった「けいおん!」や「らき☆すた」など、多くのヒット作を手掛けてきたアニメ制作会社「京都アニメーション」で18日、放火事件が発生。33人の尊い命が失われた。

 現場で41歳の男が逮捕され、「パクリやがって」などと話していたという。警察庁によると、放火と断定された事件の死者数としては、平成以降最悪。最も許されない「聖地巡礼」である。

 「らき☆すた」の聖地とされた埼玉県鷲宮町は、積極的にファンを受け入れ、閑散としていた商店街が一転、1億円を超える経済波及効果を生み出すことに成功した。

 本紙掲載の「私の一票」で、「生活密着の政策ももちろん重要だが、安全・安心できてこその生活の充実」という有権者の言葉。

 令和に入っても痛ましい事件や事故が後を絶たない。鷲宮町の成功も、安全・安心の上に成り立っているはず。「安全のまちづくり」は令和時代の政治家の使命だといえる。(黒)

 

 

 

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