芸術祭はならぁとが「ふるさとづくり大賞」団体表彰 空き町家活用し地域活性化で評価 奈良県は来年度負担金ゼロに 運営費確保が課題
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空き町家で現代アートを展示し、まちの魅力を発信する「奈良・町家の芸術祭はならぁと」を運営する同実行委員会(川端規央実行委員長)が、総務省主催の本年度「ふるさとづくり大賞」で団体表彰を受けた。2011年から14年間続く催しで、空き町家の利活用や新たな交流を生み出すことで地域の活性化につなげてきた。ただ、来年度からは奈良県の負担金がゼロになる予定で、27日、県庁を訪れ山下知事に報告した同実行委は「来年度は実施するが、続けていくには運営費の確保が課題となる。規模を縮小せざるを得ないかもしれない」と不安を口にした。