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【動画あり】伝統のしめ縄づくり 製作・出荷ピークに - 2024年歳末の風景 奈良県田原本町

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応援に来てくれる仲間に感謝という牧野さん=19日、牧野さんの作業場

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 奈良県田原本町で70年続くしめ縄づくり農家では年末を迎え、しめ縄の製作、出荷作業のピークを迎えている。同農家の牧野さんの作業場を訪ねた。

 

 一年で最も忙しい、この時期。作業場はわら打ち機の音が響く中、縄を編む人、飾り付けをする人、箱詰めをする人の姿で活気に満ちていた。牧野さんの作るしめ縄は全て手作り。稲の収穫もコンバインではなくバインダーを使い、根元から丁寧に刈り取ることで、わらに傷をつけないよう細心の注意を払っている。

 

 「11月までは10人程度で作業しているが、12月に入ったら一気に30人から40人に増員して総力戦で飾り付け作業に取り掛かる」と、話してくれたのは20年前に嫁いできたという牧野由紀さん。

 

 大きいものは神社用の直径が約15cm、長さが5,6メートルになるものから、玄関用や車用のものまで約10種類。年間約45,000本出荷するが、20年前に比べるとかなり減ったという。

 

 牧野さんは「わらを作る工程も苦労が多いが、それ以上にわらを編む作業には手間と技術が必要。それでも伝統的なしめ縄の技は、次の世代に繋いでいきたい」と語った。

 

 出荷のピークは27、28日あたりまで続く。 

 

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