奈良クラブ2024シーズン終了報告会が8日、奈良市大宮町7丁目のNOVOTEL奈良で、パートナー企業、関係者ら約100人が参加して行われた。あいさつに立った浜田満社長は「今季はいい成績を残せず、ご心配をかけました」と陳謝。昨季の5位から今季は17位と大きく後退したことについて「準備が足りなかった。シーズン前にFW酒井のケガなどがあり、歯車がかみ合わなかった」と説明した。

　続いてあいさつに立った中田一三監督は「(降格圏の)厳しい状況の中で選手たちの気持ちを前向きにすることを考えた。引き分けが続いたが、最後に勝つ事ができた。(選手たちは)勝つことで負ける悔しさを知ったと思う」と述べ、「来季はキャンプからしっかり準備をしていきたい」と話した。

　来賓らのあいさつのあと、退団選手らが紹介され、今季で現役引退を決めた寺島はるひ選手をパートナー企業、関係者らが労をねぎらった。