奈良県大和郡山市長選、上田氏が立候補表明 7選目指し意欲
任期満了(2025年7月6日)に伴う奈良県大和郡山市長選挙で、現職の上田清氏(73)=6期目=が11日、7選を目指して無所属で立候補する意向を表明した。同市長選への出馬表明は初めて。
同日の市議会12月定例会の一般質問で、冨野孝之市議の質問に答えた。上田氏は財政健全化や子育てと教育の充実、新庁舎建設など6期目の施策を振り返り、「いまだ道半ば。市民生活の向上を図り、魅力ある大和郡山市の実現に向けて引き続き市政運営のかじ取りに全精力を注ぎたい」と意欲を示した。
議会後の取材で上田氏は、市の重点課題として、近鉄郡山駅周辺地区のまちづくり▷老朽化した市営斎場「清浄会館」の再整備▷デマンド型交通の導入など地域公共交通の見直し▷NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」の放送(26年)を契機にした地域活性化―の四つを挙げた。
上田氏は1951(昭和26)年9月生まれ。京都大学卒。県立高校教諭、県教育委員会教職員課課長補佐を経て、2001年6月の大和郡山市長選で初当選。同市矢田山町。