奈良市立佐保・鼓阪小の統廃合、請願二つを審査継続 予算案採決に影響か
奈良市議会の12月定例会は10日、「行財政改革及び公共施設等検討特別委員会」(内藤智司委員長、14人)を開き、同市立佐保(法蓮町)、鼓阪(雑司町)両小学校の「統合再編」を巡り、地元から提出されていた賛成、反対の相反する二つの請願について審議。一部の議員が即日採決を求めたが、「継続審議とすべき」との意見が相次ぎ、採決の結果、審議の継続が決まった。市は再編による「統合校」建設に向け、建設費を9億5800万円増額し60億7250万円とする補正予算案(債務負担行為)を今定例会に提出。12日の補正予算等特別委員会で議案採決が予定されているが、請願審議が継続となったことで厳しい局面が予想される。
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