人と自然、共生目指し - 第一生命「緑の環境プラン大賞」で社会福祉法人・檸檬会が受賞
奈良県三郷町と障害者福祉事業支援の連携協定を締結している社会福祉法人檸檬(れもん)会(和歌山市)が手がけ、同町立野北3丁目のFSS35キャンパス(奈良学園大学跡地)内に来年3月オープンする多世代・多国籍の人々が集う緑の空間「インクルージョンなプレイガーデン」がこのほど、「第35回緑の環境プラン大賞」(都市緑化機構、第一生命財団主催)のシンボル・ガーデン部門国土交通大臣賞を受賞した。第一生命奈良支社(奈良市)の品川賢太郎支社長が3日、同キャンパスを訪れ、檸檬会の前田効多郎代表を表敬した。
第一生命グループが主催する同賞は、緑豊かな都市形成を図り、暮らしに潤いと安らぎを与えることを目的に1990年に創設。檸檬会は同町と連携して、年齢、国籍、障害の有無にかかわらず誰もが生涯活躍できるまちづくりに取り組んでいる。同プレイガーデンは、人と自然が共生するアイデアを盛り込んだ、地域のシンボル的な緑地プランとして評価された。
品川支社長は「地域の子育て環境の整備が求められる中、さまざまな取り組みを進められている。地域社会とともにある保険会社として今後もご協力できれば」と話した。
前田代表は「当社の保育、障害福祉事業のこれまでの集大成となるのがFSS35キャンパスのプロジェクト。今回の受賞を大きな励みにしたい」と喜んだ。
同賞の表彰式は今月東京都内で開かれ、檸檬会に表彰状と助成金上限額1000万円が授与される。