政治

鼓阪・佐保小学校「再編統合」 工事費2億6600万円減額し、奈良市議会に議案再提出 開校は1年遅れ2027年に

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鼓阪、佐保両小学校の再編統合に伴う新校舎建設に関する市議会に向けての説明会=21日、奈良市役所

 世界遺産・東大寺の旧境内にある奈良市立鼓阪小学校(同市雑司町)と、佐保小学校(同市法蓮町)の「再編統合」に伴う新校舎建設が入札不調となり、市が提示した工事費の上限を約51億円から約63億円に増額変更する債務負担行為案が高額などを理由に市議会で否決された問題で、市は21日、工事費の増額分を前回の12億2400万円から2億6600万円少ない9億5800万円とする議案を12月定例会に提出すると発表した。仲川元庸市長は「予算面で9月時点より4.2%削減できた。紋切り型の学校でない新しい形の統合校の教育環境は、市にとどまらず国内のモデルとなる」と強調。また、両校の再編統合の時期は当初よりも1年遅れ、2027年4月になることも明らかにした。

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