「新校舎楽しみ」「学校が遠くなる」・・・ 奈良市立佐保、鼓阪小の「再編統合」 相次ぐ賛否、論争激化
佐保小運動場は「予備費」で整地
奈良市立佐保、鼓阪両小学校の「学校規模適正化」を巡る論争が熱を帯びてきている。本年度児童数70人余りで「過小規模校」の鼓阪小と、校舎老朽化の問題を抱える佐保小の再編統合は資材、人件費等の高騰により新校舎建設費は市の想定を超え、総額70億円超に膨れ上がる見通しとなっている。増額補正が市議会の承認を得られず、事業が「足踏み」する中、校舎建設用地として利用が制限されている佐保小の運動場について、市と市教委は7日、「予備費」で整地し、制限緩和を進めると明らかにした。ただ「統合」そのものに関しては、地域から賛成、反対の請願が市議会に相次いで提出されるなど、混迷を深めている。
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