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金魚伝来の道をリレーで歩く「金魚旅」 山梨県甲府市から奈良県大和郡山市まで440キロ 10月23日の出発を前に壮行会

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旅装束の衣装を着て完歩を誓う金魚旅の参加者と上田清市長(左から3人目)=19日、大和郡山市北郡山町のやまと郡山城ホール

 奈良県大和郡山市は19日、市制70周年・金魚伝来300周年記念「金魚が旅した中山道を歩く金魚旅」プロジェクトの壮行会を同市北郡山町のやまと郡山城ホールで開いた。

 

 1724(享保9)年に甲府藩主だった柳澤吉里が郡山藩への国替えの際、金魚を持参したとされ、金魚伝来の道を再現する一大イベント。

 

 甲府から郡山まで約440キロを11区間に分け、6人1組で1区間約40キロを2日かけて歩きリレー形式でつなぐ。 

 

 今月23日に甲府市をスタートし、11泊12日の行程で11月3日の郡山城跡到着を目指す。

 

 道中に立ち寄る道の駅などで金魚すくいイベントを実施。その模様をSNSなどで発信することで全国に向け郡山の金魚をPRする。

 

 参加者はシニアリーダーなど市の関係者43人と、一般公募で集まった18歳から79歳までの市民ら29人の計72人。一行はこれまでウオーキングやAED(自動体外式除細動器)講習会に参加するなど本番に向け準備を進めてきた。

 

 最年長の高島勇夫さん(79)は京都市の伏見からゴールの郡山城跡までの11区を歩く。

 

 高島さんは「参加が決まってから毎朝歩いてトレーニングしてきた。景色を楽しみながら完歩を目指す」と意気込みを語った。

 

 壮行会では参加者が着用する背中に金魚のイラストが描かれた法被や菅笠の旅装束の衣装も公開。上田清市長は「道中での新たな出会いやご縁を大切に、過去を旅しながら大和郡山の未来を見つめる旅にしたい」と話した。

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