【民俗資料の収蔵問題】インタビュー(下)具体的な収集基準が必要 - 鳥取県立博物館専門員・樫村賢二さん
収蔵施設の老朽化やスペース不足で全国的に課題となっている民俗資料の収蔵問題をどう考えたら良いか。今回は自治体が所蔵する民具と向き合ってきた樫村賢二・鳥取県立博物館専門員兼主任学芸員に話を聞いた。(聞き手・竹内稔人)
鳥取県北栄町で2018年、所蔵する民具を除籍・譲渡する「お別れ展示」が開かれ、民具が置かれている状況について問題を投げかけました。
発端は06年に始まった同県の「新鳥取県史」編さん事業です。07年に民具も扱える専門職員として私が採用され、県内市町村の民具の所在調査をすると、保管状態が行き届かなかったり、台帳管理がほぼされていなっかたりする未整理資料が多くあることを確認しました。
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