銀メダルにタッチ 柔道の新添選手が母校訪問 - 奈良県橿原市立真菅北小学校
パリ五輪の柔道混合団体戦で銀メダルを獲得した日本代表チームの一員で、奈良県橿原市出身の新添左季選手(28)=自衛隊体育学校=が20日、母校の同市立真菅北小学校(甲元美恵子校長、児童548人)を訪れ、体育館に集まった児童らの歓迎を受けた。
新添選手が登壇すると、代表児童が花束を手渡し、児童が一斉に「おめでとうございます」と祝福。
質問コーナーで小学生時代について聞かれた新添選手は「内気な性格で好きな科目は図工、パティシエになるのが夢だった。2歳上の兄の影響で柔道を始めた」などと答えた。
また、パリ五輪での試合は「足が震えるほど緊張した」。柔道に関しては「体を酷使するのでけがも多く、大変なことばかり」と振り返るも、「22年間、一緒に生きて来た。なくてはならない存在」と話した。
最後に「この小学校での生活はたくさん覚えている。今しか送れない小学校生活を後悔しないよう楽しんで。スポーツをしている人は五輪を目指して頑張ってください」とメッセージを送った。
この後、体育館に並んだ各学年の列を回り、銀メダルを触らせてもらった児童らは興奮した様子。同校6年の中川結愛さん(12)は「実際に見た新添選手は体ががっちりしていて強そうだったが、顔がかわいかった。メダルに触れてうれしい」と喜んだ。