手が届く星空に園児「すごくきれい」 職員らプラネタリウム制作 奈良県大和郡山市の郡山西幼稚園
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今年創立50周年を迎えた奈良県大和郡山市田中町の市立郡山西幼稚園(木下育子園長)で4日、手作りのプラネタリウムで園児が星空を体験する「NiShiYou星空プロジェクト」が行われた。
同市は今年12月、市立幼稚園、小・中学校の子どもたちの写真やメッセージを集めたモザイクアートをロケットで国際宇宙ステーションに届ける「KoDoMo宇宙プロジェクト」を実施する。
プラネタリウムは、子どもたちの宇宙への関心がより広がればと同園の職員7人とボランティアの保護者が企画。試行錯誤を繰り返しながら農業用ビニールなどを用いて直径約7メートルのドーム型の手作りプラネタリウムを完成させた
経度や緯度を入力すればその地の夜空を映し出せる星空体験用のソフトウエアを活用、同園から眺める現在と50年前の夜空を再現した。
この日は49人の園児がグループに分かれてプラネタリウムに入り、浮かび上がる月や惑星、星雲などを指さし「すごくきれい」と声を上げた。
早田悠力くん(5)は「空に浮かんでいる月がとてもきれいだった」と笑顔。映像の作成やナレーションを担当した会社員の益本英明さん(45)は「美しい地球を大切にしていこうという気持ちが子どもたちに芽生えれば」と話した。