OSK日本歌劇団 新トップスターに翼和希 「今、とても厳粛な思い」
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OSK日本歌劇団は2日、新トップスターに翼和希(つばさ・かずき)が就任したと発表した。翼は2023年、NHK連続テレビ小説「ブギウギ」(同年10月~2024年3月放映)にOSKの前身である松竹楽劇部がモデルとなった『梅丸少女歌劇団』のトップスター橘アオイ役で出演し、注目を集めた。
翼は大阪府枚方市出身。2013年4月、「レビュー春のおどり」(東京・日生劇場)で初舞台。2018年4月、「Revue Japan」(大阪・道頓堀角座)で中劇場公演初主演。2022年10~11月、第42回たけふレビュー「The Diamond Quality」(福井・越前市文化センター大ホール)で大劇場公演初主演。
2023年8月には、これまでにない作風でOSKの新境地をひらいたミュージカル「へぼ侍」(大阪・近鉄アート館)に主演し、大躍進。同作品は翌年1月に大阪・扇町ミュージアムキューブ・CUBE01で、2月に東京・銀座博品館劇場で再演された。
トップ披露公演は、2025年6月「レビュー春のおどり」(大阪松竹座)、8月「レビュー夏のおどり」(東京・新橋演舞場)。トップ就任後、初の大阪公演は11月21~24日、「レビュー Road to 2025!!」(大阪・クールジャパンパーク大阪TTホール)。また、10月の山口・岩国公演を皮切りに、2025年1月のシンガポール公演など国内外でトップ就任記念公演を展開する。
今年、創立102年目を迎えたOSK。翼は劇団の公式インスタグラムやX(旧ツイッター)に紋付袴の正装姿の写真とともにあいさつ状を公開し、「今、とても厳粛な思いです」「100年分の汗と涙が染み込んだ とびきり輝かしいこのバトンを劇団員皆で握り締め 感謝をこめて力一杯舞台に生きてまいります」など、歴史ある劇団を率いる立場となった『今』の思いをつづっている。