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ギフトカード購入の男性客の詐欺被害を疑い積極的に声がけ 被害防いだコンビニ店員2人に感謝状 - 奈良県警香芝署

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感謝状を受け取る湯川さん(左)と橋本さん=7月24日、香芝市畑2の香芝署

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 奈良県香芝市畑2丁目の香芝署(山口尚久署長)はこのほど、特殊詐欺被害を未然に防いだ同市瓦口のコンビニエンスストア「ローソン香芝瓦口店」のパート店員、湯川伊佐子さん(56)と橋本なつ子さん(37)に感謝状を贈った。

 

 2人は6月11日午前10時頃、高額のギフトカード「Apple(アップル)カード」を購入しようとした男性客(67)の詐欺被害を疑い、積極的に声がけ。警察への相談を勧め、2人で連携して被害を水際で食い止めた。

 

 同署によると、被害に遭いかけた男性は、フェイスブックで外国人女性を名乗るアカウントとメッセージをやり取りし、「賞金を受け取るには送料として6万円が必要」とAppleカードの購入を求められた。

 

 感謝状贈呈式で、山口署長(52)は「特殊詐欺の手口はいろいろ。今後も鋭敏な感覚を持って被害を止めていただけたら」と引き続き協力に期待。

 

 湯川さんは、「研修で特殊詐欺は1000円からあると聞き、ギフトカードを購入する方みんなにそのことを伝えている。感謝状は光栄」。橋本さんは「明らかに詐欺と分かる状況でも、ご本人は信じ込んでいるので声をかけて怒られることもある。感謝状は素直にうれしい」と喜んだ。

 

 同署は、特殊詐欺被害防止のためのチェックリストを管内のコンビニエンスストアに配布。コンビニ店員がギフトカード購入者に注意を促す際、警察からの啓発として、伝わりやすくしている。

 

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