奈良市の観光入り込み客数 2023年はコロナ前の70%まで回復
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外国人訪問客数も19年比で55.6%に回復
仲川市長は宿泊税も視野?
奈良市は31日、2023年に奈良市を訪れた観光入り込み客数が1219万9000人となり、コロナ禍前の19年と比べ約70%まで回復したと明らかにした。うち宿泊客数は174万8000人で、14.3%。前年の14.8%から0.5ポイント下がったものの、近年続いていた10~11%を上回り、14%台を維持。外国人訪問客数も184万5000人で、19年比で55.6%回復した。記者会見した仲川元庸市長は「24年については19年の約9割まで回復する見込み」と推測。また、求められる観光インフラの財源として「宿泊税の検討」に言及する場面もあった。