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縦横無尽の連携 ディフェンスが安定・攻守に共通意識 - 奈良クラブ

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今季2ゴール目を挙げたパトリック・グスタフソン。さらなる奮起に期待=沖縄県のタピック県総ひやごんスタジアム (C)NARA CLUB

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「確信」と「挑戦」 基本ブレず、ゴール量産

 

 素晴らしい試合内容だった。最終ラインを高く保ち、前線からプレスを仕掛けてボールを奪うと、サイドからクロス、中央からグラウンダーの縦パスを通して次々とゴールを演出した。落ちついたパスワーク。スペースを見つけて、一気に畳み掛ける。奈良クラブが見事によみがえった。

 

 攻守に共通認識があり、安定感が光った。ボール保持率は琉球を上回った。選手たちのプレー一つ一つに確信があり、失敗しても何度も挑戦した。その結果が岡田優の3ゴール、ハットトリックにつながった。

 

 開幕戦から勝ち切れなかった。先行しても同点、逆転を許して勝ち点を積み上げられない。次第に攻守のバランスを崩して、チームは方向性を見失った。

 

 まずフリアン監督が取り組んだのは守りの整備。なかでもセンターバック2人の組み合わせは、まさにパズル。選手個々の能力は高いが、上手く機能しなかった。しかも最終ラインが低く、ボックスの前のスペースを相手に使われて失点を重ねたことも原因だった。

 

 試行錯誤が続いた。まずラインを上げることで、少し安定感が出てきた。もっとボールを前でさばくこと、落ち着かせることができたのが今の布陣だ。

 

 守備が安定したことで、前線へのボール供給がスムーズになり、持ち味のサイドアタック、中央から前線への縦パスがつながり、琉球戦の快勝につながった。

 

 フリアン監督は4―3―3の布陣が基本でブレない。あまりにも勝利から見放された事で、周囲から「3―5―2の布陣」への変更の声が上がったが、信念を曲げなかった。現有戦力の中で、組み合わせを考えて見事に対応してみせた。 

 

 今季はサイドアタッカーを補強し、得点力増強を図った。リーグ戦前の設計図は堅守に、アタッカーをそろえてプレーオフ進出を目指した。しかし、思わぬ守備の混乱で、シーズン前半は結果を残せなかった。

 

 紆余曲折を経て、シーズン前の青写真通りのチームが出来上がった。それでも、フリアン監督は満足していない。夏の移籍市場で、チーム内での競争や全体のレベルを高めるためにも新しい選手を獲得できることを願っている」と話し、選手たちを刺激し続けている。(河村)

 

 

 

【次節】

アスルクラロ沼津 

◆第23節◆

7月27日18時

ロートフィールド奈良

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