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末永く残る建物に 奈良県の橿原神宮文華殿で上棟祭 工事の安全祈願

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神職の声に応じて木づちを打つ屋根の上の工匠=17日、橿原市久米町の橿原神宮

 保存修理工事が進められている橿原神宮(奈良県橿原市久米町)の国重要文化財「文華殿(旧織田屋形大書院及び玄関)」で17日、上棟祭が営まれた。同神宮や工事関係者約20人が参列し、これまでの工事が安全に進んだことへの感謝と、今後の安全を願った。

 

 文華殿は、織田信長の弟、織田有楽斎の五男を初代藩主とする柳本藩(天理市)の藩主屋敷の一部。1844(天保15)年の建築で、1967(昭和42)年に橿原神宮に移築、復元された。経年劣化で建物にゆがみや傷みが生じ、2020年から改修に着手。床下の基礎部分や屋根の修繕などの工事を終え、これから3万点の瓦ぶきや内装作業などを進め、26年3月の完成を予定している。

 

 上棟祭では五色の小さな麻や紙で工匠が建物を清め払った後、建物が末永く丈夫であることを願って神職が「千歳棟、万歳棟、永永棟」と唱え、屋根に登った工匠が木づちで打つ上棟・槌打の儀などが行われた。

 

 儀式を終え、久保田昌孝宮司は「工事を順調に進めていただきありがたい。完成後は整備した庭とともにゆっくり過ごせる場所になるよう、幅広く活用していきたい」と話した。

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