疋田が好発進 こなべ、あやめ池下し2連勝 - 第36回ナガセケンコー賞「あすか杯」争奪ちびっ子野球大会
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第36回ナガセケンコー賞「あすか杯」争奪ちびっ子野球大会(ナガセケンコー主催、奈良ちびっ子野球愛好会主管、奈良市・奈良新聞社など後援)が7日、奈良市杏町の南部球技場で開幕した。
開会式でナガセケンコー営業所の森本誠大会会長は「全選手の健闘を祈る」と激励し、小林茂樹愛好会会長=衆院議員=が「暑さに気を配って存分に暴れてほしい」などとあいさつ。
選手宣誓はあやめ池リトルダンディーズの朝倉奈織主将が「監督コーチだけでなく共に助け合ってきた仲間に感謝し、正々堂々と戦うことを誓います」と力強く宣誓した。
この日は3試合が行われ、疋田エンゼルスが2勝0敗の好スタートを切った。
第1試合は疋田エンゼルスが6―3でこなべスポーツ少年団を退けた。
疋田は初回に3点先制されたが、その裏2死一、二塁から松田の右前適時打で1点返し、さらに2死三塁から暴投の間に三塁走者の小田嶋が本塁に滑り込み2点目。二回に3―3の同点に追いつき、三回には相手投手の乱れから5四球とエラーで3点を勝ち越した。
こなべは初回に3安打を放って先制し、波に乗るかに見えたが、二回以降松田投手にぴしゃりと抑えられた。
第2試合は疋田エンゼルスがあやめ池リトルダンディーズに6―5で辛勝した。
疋田は初回、相手投手の不安定な立ち上がりに乗じてノーヒットで3点を先制。二回には吉岡のタイムリーなどで3点追加した。
6点を追うあやめ池は二回に1点を返し、三回は敵失での走塁など、粘り強く4点を奪って1点差まで詰め寄ったが、惜しくも時間切れで敗退した。
第3試合はあやめ池リトルダンディーズが5―3でこなべスポーツ少年団を振り切った。
あやめ池は初回、植原の右中間を破る2点ランニングホームランで先制、続く朝倉のランニングホームランで加点した。その後3―3の同点に追いつかれたが三回、またも朝倉の2点ランニングホームランで勝ち越し、逃げ切った。
こなべは初回、澤田明の右越えランニングホームラン、藤森の左越え2点ランニングホームランでいったんは同点に追いついたが、二回以降快音が聞かれなかった。
▽リーグ第1試合
こなべスポーツ少年団 3―6 疋田エンゼルス
(時間切れ)
【こ】川辺、森本、藤森―阪口
【疋】松田―吉岡
▽同第2試合
疋田エンゼルス 6―5 あやめ池リトルダンディーズ
(時間切れ)
【疋】吉岡、渡辺―渡辺、吉岡
【あ】 朝倉、出原―尾形、朝倉
▽同第3試合
あやめ池リトルダンディーズ 5―3 こなべスポーツ少年団
(時間切れ)
【あ】尾形、出原―朝倉
【こ】阪口、澤田明―川辺
▽本塁打=植原、朝倉2(あ)澤田明、藤森(こ)
【あやめ池リトルダンディーズ―こなべスポーツ少年団】こなべは初回、先頭の澤田明が右越えのランニングホームランで生還=奈良市杏町の南部球技場
2024年7月13日付・奈良新聞に掲載