奈良県三宅町長選、現新が一騎打ち 町づくり巡り舌戦開始
任期満了に伴う奈良県三宅町長選挙は2日告示され、3選を目指す現職の森田浩司氏(40)と、新人で学習塾経営の岡本幸子氏(51)のいずれも無所属の2人が立候補を届け出た。現職と新人の一騎打ちとなった。
森田氏は、人口が少なく、面積も小さな町だからこその行動に至るまでのスピード感や顔の見える距離感を生かした町づくりを目指す。
町の未来について町民と対話する場所をつくり、自分らしく生きる力を育む幼小中一貫教育や、もうかる農業の仕組みづくりといった「暮らしの支援」と「未来への積極的な投資」などに取り組みたいとしている。
一方、岡本氏は、未来を見据えた持続可能な町づくりに向け「防災・福祉・学び」を三本柱に掲げる。
主に、震度6の地震に備えた礎の構築▽巡回バスの創設による町内交通の充実(災害時には避難バスとして利用)▽子どもから高齢者まで豊かに学べる町づくり―などに取り組み、「安心して暮らせる町」を実現したいとしている。
期日前投票は3~6日の午前8時30分から午後8時に町役場3階第1会議室で実施。投票は7日午前7時から午後8時まで町内3カ所で行われ、午後9時から同町伴堂の町文化ホールで即日開票される。
1日現在の選挙人名簿登録者数は5603人(男2653人、女2950人)。