思い集めて被災地に 奈良中信慈善コンサート、義援金を日赤に寄託
奈良中央信用金庫(奈良県田原本町、高田知彦理事長)は12日、能登半島地震の義援金として、このほど実施した第29回「ちゅうしんチャリティーコンサート」の募金に同金庫役職員、同金庫本体からの募金を合わせた計200万円を、奈良市大安寺1丁目の日本赤十字社県支部(青山幸嗣事務局長)に寄託した。
コンサートは、8日に橿原市北八木町の橿原文化会館で開催。歌手の庄野真代さんとボーカルユニットのスキマジカンが出演。約1300人が楽しんだ。
高田理事長は、職員が1人1000円以上募金をしたこと、信用金庫からは、今回の募金とは別に企業版のふるさと納税を使って石川県に100万円の募金をしたことに触れ、「今回のチャリティーコンサートは、今までで一番募金してもらった」と話した。
青山事務局長は謝辞を述べ、被災地の復興の進行具合を説明。「被災した方々にしっかりと届けます」と話した。